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麻倉粘土発見の巻!

 

 

はじまりは、ある春の晴れた日。
大町美麻住まいのJ子が歩いていると、ふと、工事中の建設現場の地層が目にとまる。
普段は地面の中で見えなかった土の層がよく見える。きっちり色分けされているような地層。
もしやこれって粘土層あるんじゃ!?ってことで、粘土発見となりましたー!

ある梅雨前の晴れた日、みんなで粘土を掘ってきた。
よく見るといろいろ個性的に色が分かれていて、オレンジ色っぽい褐色の土、黄色っぽい土、白い土、チャコールグレーの土などが、採れました。いつも淺井裕介さんがやっていたように色絵の具にしても良さそうです。
石を取り除いて、土練機にかけて、足で練ったり手で練ったり、あれこれ奮闘すること、何日間。
足で踏む土は気持ちがいい。

そこに今度は、新聞紙を混ぜ込んで、紙粘土を作ってみた。
新聞紙は細かくちぎって、水と一緒にミキサーにかけて土と混ぜる。
またまた土と戯れること、何日間。
軽くて丈夫な良い粘土になりました!

ある雨の続く蔵の中、なぜか、寝かしておいた粘土が表面の色と中の色が違う。
はて?新聞紙のインクが溶けたのか?と思いきや、
発酵している!!ことを発見←J子です。
土壁を作る時、土に藁を混ぜて発酵させて強度を増すものにするそうだけど、
新聞紙も発酵するんだ!たぶんより強い粘土になっていると思います。
それにしても芳しい!牧歌的です。

地元の土から掘った粘土で作ることができるって、最高です。
今は毎日、その発酵粘土=麻倉紙粘土を使って、麻倉2階にひみつの森を作っています。

 

 

 

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